「〇〇ちゃんがぶった~」
「〇〇くんがけった~」
「だって、○○が、、、」
いつも言うのは、大体決まった子です。
子どもに限った話ではありません。
世の中に目を向けても、SNSでは芸能人の噂話や政治批判の嵐。
もし、あなたがこれらの言葉を見聞きしたらどうしますか?
誰もが一度は言われたことがある「人のせいにしない」
幼い頃、おそらく誰もが言われたことがあるだろう「人のせいにしないの!」
「人のせいにしない」は、言い換えると「自分で何とかしろ」です。
つまり、「〇〇のせい」と言う人は、自分で考えられない人。考えて行動できない人と言い換えることもできます。
スポーツが上手くならないのは、監督やコーチが悪いから。
ケガが治らないのは、医者が悪い。
友達が、学校が、職場が、、、
挙げたらキリがありません。
So?
もし、あなたが「○○くんがぶった~」と子どもに言われたら、どうしますか?
ちびっ子クラスで頻繫に聞くのは仕方ないような気もしますが、私はいつも「そっかー」と答えます。
それ以上でも、それ以下でもありません。
他には、「そうなんだ」「それで?」と返したりします。
すると、子どもは一瞬考えてから遊びに戻ったり、痛かったーと言ったりします。
そんなやり取りが何度も続けば、この人に言っても仕方ないと思うのか、自分で気持ちをコントロールしたり、時にはお友達に「痛かった!やめて!」と言うようになります。
そう、自分で解決できるようになるのです。
もし、私がぶった子を叱っていたらどうでしょう?
「〇〇のせい」はリスクがいっぱい
幼児の「〇〇くんが~」はかわいいものですが、小学生でも大人でも、「○○のせい」が口癖のようになっている人はたくさんいます。
個人的には、パーソナルトレーナーとして「○○のせい」にする人をたくさん見てきました。
結論、「○○のせい」にする人には関わるな!です。
外反母趾で歩けない、腰痛で歩けない、膝痛だから正座できない、年だから、、、
「○○のせい」にするのは簡単です。しかし、根本的な原因に気づいて・受け入れて・改善していかない限り、トレーニングで良い効果を実感するのは難しいでしょう。
良いときは良いのですが、悪いときは全てトレーナーのせいにされたりもします。
何より、「○○のせい」「○○のせい」「○○のせい」では、聞いているだけで疲れます。
逆に、「○○のせい」にしない当事者意識を持ち合わせている人は、ヘルニアだろうが大好きな旅行で歩きまわれるようになるし、膝の靭帯を損傷していようが正座もスポーツもできるようになるし、良い悪いの波がありながらも、やるべきことをコツコツ継続している方がほとんどです。
そんな方は、話していて応援したくなりますし、自分も頑張ろうと思えてきます。
きっと、トレーニング以外で困難があったとしても乗り越えられるだろうし、そもそも納得した・満足した・充実した生活を送っていることでしょう。
弱音を吐くなと言っているわけではありません。
主語を自分にした方が、自分にも相手にも社会にもいいんじゃないかなというお話です。
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