無意識に行っている呼吸。
普段、何気なく行っている呼吸に、良い/悪いがあるってご存じでしたか?
今回は、呼吸の違いとその役割を知り、良い呼吸を身につけていきましょう!
良い呼吸・悪い呼吸
コロナによるマスク生活で、人々の呼吸が浅くなっているなんて話を聞いたことがありませんか?
もしくは、マスクをしていると何だか息苦しいとか、呼吸しにくいと感じることはありませんか?
息苦しさや呼吸のしにくさを感じる人は、浅くて速い呼吸になっているまもしれません。
つまり、悪い呼吸です。
そもそも、呼吸の役割は酸素を肺に送り込み・二酸化炭素を排出することです(ガス交換)。
浅い呼吸では、ガス交換をする肺の奥深くにある肺胞まで届く空気の量が少なくなってしまうのです。取り込む量が少なければ排出する量も少なくなり、また取り込む量が少なくなり、、、まさに負のスパイラル。
深く・ゆっくりな呼吸で良い呼吸を行いたいものです。
鼻呼吸・口呼吸
次は、呼吸の方法です。
皆さんご存じの通り、良い呼吸法は鼻呼吸。
マスクをしていると、息苦しくなってついつい口呼吸をしてしまいがち。そして、浅い呼吸・悪い呼吸がすっかり身につき、マスクを外しても口が半開きになっている人は少なくありません。
*子供も大人も多いよ
口呼吸がなぜ良くないか?
それは、鼻呼吸のようにフィルターとなるものが無いから。
*虫歯や口臭の原因にもなるよ
鼻呼吸であれば、ゴミを取り除いてくれたり冷たい空気を温かくしてくれたりしますが、口呼吸ではそうはいきません。特に冬場の空気が冷たく乾燥している状況は、ウイルスにとって居心地抜群。冷たくドライな空気がダイレクトに喉に届けば、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるのも納得です。
さらには、鼻呼吸の方が記憶力が良いなんて話も聞いたりします。
呼吸筋を鍛えよう!
本来、良い呼吸・深い呼吸ができていると、呼吸の際にたくさんの筋肉が働きます。
吸うときには胸が膨らんだり、吐くときはお腹が凹んだり。
カラダの中に風船が入っているとイメージすると、息を吸うと空気が入るので体内の風船は膨らみます。息を吐けば空気が抜けるので、風船は縮みます。
吸ったり吐いたりする際に使われる筋肉を、ここでは呼吸筋と呼びます。
*実際に呼吸筋という筋肉はありません
鍛える前に、まずはしっかり働けるようにストレッチからはじめましょう!
*肩が凝り固まっている状態でボール投げしないよね
呼吸筋は全部で20種類以上もありますが、中でも重要な2つ、肋間筋と横隔膜を動かしていきます。
その名の通り、肋骨と肋骨の間にある筋肉です。
<肋間筋エクササイズ>
壁に背中をつけて立ちます。
頭の後ろで手を組み、右/左へ倒れ、20秒キープ。
*壁にペッタリ張り付いてね
<横隔膜エクササイズ>
仰向けで寝て、肋骨に手を置きます。
肋骨(肺)が膨らむように息を吸う/縮むように息を吐きます。
まとめ
良い呼吸は鼻呼吸。
悪い呼吸は口呼吸。
良い呼吸で免疫力UP。
良い呼吸で姿勢改善。
良い呼吸で快眠。
良い呼吸でストレス軽減。
良い呼吸でパフォーマンス向上。
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