ニュースで「○○線の電車内でナイフを持った男が・・・」なんてやってたりしますが、記憶に残っているのは、大体どの犯人も「誰でもよかった」と言っている点です。
うっかり料理の途中に包丁で指を切ってしまった人は、そんなこと言わないでしょうし、そもそもそんな行動は取らないでしょう。
切ってしまったときの痛みも知っているし、回復までの間ものすごく不自由な経験もしているし、そのまま自由に手を使えなくなってしまった人もいるだろうし。
よく、「自分がされて嫌なことは相手にもしちゃダメだよ」なんて言いますが、実際痛みを知らなかったら相手を傷つけてしまうかもしれません。
包丁で指を切りましょう!と言っているわけではありません。
必要な痛みは知っておいた方がいいよね。大怪我にならない程度の痛みは経験しておいた方がいいよね。という、実際クラスであったお話です。
わざと激突
KTラボ運動教室のレッスン前は賑やかです(レッスン中もうるさいです笑)。
鬼ごっこをしていたり、ボールを投げていたり、わーわーぎゃーぎゃー叫んでいたり。
ある日、3歳の子がボールを持ったまま走り回っていました。走るのに飽きたのか、ボールを抱えたまま何度も私に激突してきました。だんだんエスカレートしてきて、地味に痛かったので、イヤだ!辞めて!と言ったけど、一向に辞める気配がありません。
仕方ないので、心を鬼にして、、、
それまでクッションのきく当たられ方をしていましたが、トップスピードのまま激突してもらいました。
結果は予想通り、転んでギャン泣きです!!
本人は、自分が悪かったことを理解しているので痛いと言いながらも泣くのを必死にこらえ、、、
今後、おそらくお友達に全力で激突することはしないでしょう。
子ども同士の正面衝突のリスクも少しは減るといいな。
ヘリコプターペアレントになっていませんか?
ヘリコプターペアレントって何?と思った方は、こちらの記事をご覧ください。
運動、遊び、カラダの観点から言うと、転んで痛い思いをしたり高い所からジャンプして骨折する程度の怪我は必要なのかなと個人的には思います。
どこまでが許容範囲かは個人個人で異なると思いますが、あまりにも手助けするのはどうなんだろう?
正しい答えはないと思いますが、「皆さんが、手や口を挟むラインはどこですか?」
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