先日、初めてフルマラソンに挑戦するという方とお話する機会がありました。
3か月前くらいから走り始めて、本番前に30キロ走ったほうがいいと言われたらしく、、、
走ったら、膝裏の痛みが消えないとのこと。
*ランナーあるある
いろいろ感じたことがあったので、今回は、マラソンは果たして健康に良いのか悪いのか、毎日たくさん走った方がいいのか、筋トレは必要なのか、などなどお話していきます。
健康のために走る
走る目的は人それぞれ。
パーソナルトレーナー歴15年以上の私がこれまで様々な人の話を聞いたところ、
- ダイエットのため
- 体力作り
- 健康維持
が多い印象です。
マラソンは、これらの目的を達成する手段としてどうなのでしょうか?
結論、良い・悪いは人それぞれかと思います。
ダイエットに成功した!という人もいれば、逆に食欲が出て太ったという人もいたり。
体力がついた、健康維持に役立っているという人もいれば、膝を痛めた、アキレス腱を痛めたという人もいます。
私の勝手な印象ですが、ほどほどに走っている人は比較的ポジティブな効果を得ていて、のめり込み・頑張りすぎている人ほどカラダに悪い影響を受けているような気がします。
なぜか?
ここには、ハッキリした原因がありそうです。
パーソナルトレーナーという職業上、ランナーと接する機会も多いのですが、依頼の中で多いのは、「○○が痛いけど走りたい!」というもの。
痛みの出る場所は、膝や腰、足首、足裏など様々ですが、痛みが出る人には共通点があります。
それは、ちゃんと立っていないこと。
漠然としていますが、その結果として、O脚だったり猫背だったり外反母趾だったりカラダが硬かったりします。
例えば、靴(ソール)の外側が減る人。
O脚の可能性が高いことは容易に想像できるかと思います。
この場合、足首のネジはガチガチで、膝のネジは緩んでいたり締まりすぎていたり、股関節のネジはガッチガチのことが多いでしょう。
人間なので器用に微調整しながら(うまく誤魔化しながら)、難なく立つ・歩く・走る動作を繰り返すことが可能ですが、酷使すれば当然あちこち痛みも出るでしょう。
*機械なら何万回・何千万回と同じ動作を繰り返せば、バラバラに壊れます
ネジが適切に絞まっていて油が足りている状態(コンディションが良い状態)でも、休んだりケアが不十分なら過労で悲鳴をあげるでしょう。機械だとしても、メンテナンスは必要です。
*労働、仕事と一緒
ちゃんと立てている状態とは、言葉で言い表すのは難しいのですが、
- O脚でもX脚でもなく
- 猫背でも反り腰でもなく
- 外反母趾でも内反小趾でもなく
見た目が整った状態かつ重力に負けずに地球に抗する力を自ら出している状態をここでは指します。
ランナーのメンテナンス方法
走る人も走らない人も、スポーツをする人もしない人も、アスリートも高齢者も子どもも、全ての人にメンテナンスは必要です。
ランナーなら心肺機能や○○キロ走ったということには重点を置くけれど
サッカー選手ならドリブルやシュートなど個人技を磨いたり実戦練習は熱心にするけれど
ゴルファーなら素振りやフォームの研究に夢中になるけれど
技術と同じくらい(いや、それ以上に)大事なのがコンディショニングです。
*トップ選手ほどコンディショニングを重要視するよ
でも、一般的には後回しにしがちで、ケガをしてからその大切さに気づいたり、ケガをしても根本的な問題に気づけないのも現状です。
難しいことは何1つありません。
まずは、以下のことをやってみてください♪
まずは足元の土台作り。
・足指じゃんけん(グー・パー、チョキ・逆チョキ)
・足首まわし(膝を伸ばし、スネや太ももが動かないように)
そんなの簡単♪と思っても、意外とできなかったりします。
どうすればいいかわからない人は、次の動画を参考にしてみてください。
足指じゃんけんと足首回しは、コンディショニングのスタートにたどり着いただけにすぎません。
でも、まずは当たり前のことを当たり前にできるくらいやってみてください。
当たり前のことや簡単なことを軽視する人、自分なりにはできてるからOKと思い込んでいる人など、自己流で事故りやすい人には、ほどほどに走ることをおススメします。
自分に合ったシューズ探しやオシャレなウエア探し、栄養補給についての勉強や、マラソンのための筋トレ、ピリオダイゼーションなどと同じくらいコンディショニングに時間とお金を当てれば、生涯楽しくRUNできると思います。
*カラダが資本
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