ふくらはぎがツッタ経験、ありますか?
寝ているとき、走っているとき、海で、山で、何もしてないのに、など、多くの方が一度は経験しているのではないでしょうか。
そして、あの恐怖にビクビクしながら生活していたり、いなかったり。
つる原因は、栄養の偏りとか、水分とか、冷えとか、なんやかんや言われていますが、足がつっているときに体内の検査ができるわけでもないので、私にはハッキリした原因はわかりません。
しかし、パーソナルトレーナーとして15年以上活動する中で、ここ10年くらいは足がつっていない私なりの意見をまとめてみたいと思います。
結論
結論から言うと、アキレス腱のストレッチをしよう!です。
体育大卒の私は、在学中も卒業してフィットネスの仕事に就いてからも、年に何度かは足がつっていました。トレーニングに携わっているくせに。
カラダがものすごく硬く、スキーで膝の靭帯を損傷してから、いよいよマズイと思ってリハビリがてら毎日ストレッチを欠かさず行うようになりました。はじめは嫌々30分程度行っていましたが、カラダの状態が良くなるのを実感し、1日1時間のストレッチが日課になりました。
冒頭でお話した通り、気づけば10年くらい、足がつった記憶がありません。
パーソナルトレーニングを受けてくださっている方も、皆さん口をそろえて足がつらなくなったと言っています。
そんなわけで、KTラボ運動教室ではケガ予防のためにも、スポーツ障害予防のためにも、そして介護予防のためにも、子どものうちからストレッチを行っています。
ストレッチをすれば足がつらなくなるのか?
答えは「No!!」です。
いくらストレッチをしても、している風だったらおそらく効果は出ないはず。
アキレス腱のストレッチに自信がない方は、動画をご覧ください。
1日何回やっても良いものなので、
- 朝起きたとき
- 歯磨きしながら
- 外出前に
- トイレに立ったとき
- 休憩時
- 夕飯の前に
- 入浴後に
- 寝る前に
できるタイミングで習慣づけてみてください。
足がつる2つの理由
ふくらはぎがつるケースが多いと思いますが、足の裏や足の指、スネの筋肉がつる場合もあったりします。いずれにせよ、足がつる主な理由は、筋肉の問題と水分(ミネラル)の問題があると言われています。
筋肉は使いすぎても使わなさすぎても足がつる
サッカーの試合の終盤で選手の足がつってしまった、マラソンの途中で太ももがつったというシーンを見たことはありませんか?
筋肉は、たくさん使うと硬くなります。スポーツの後にはストレッチをしようってよく言いますよね。
それとは反対に、使わなさすぎてもつりやすくなります。おじいちゃん・おばあちゃんになって、昔のように飛んだり跳ねたりして筋肉が伸び縮みしなくなった分、つりやすくなります(20代・30代でも運動不足で衰えの早い人もいます)。
輪ゴムで例えるとイメージしやすいかもしれません。適度に使えば良いのですが、引っ張って使いすぎれば切れやすいし、全く使わずにいれば劣化して切れてしまいます。
冷えるとつりやすい、冬場によくつるというのも、普段から筋肉を適度に使い、代謝を高めておくとよいのかなと思います。
脱水状態で足がつる
暑い夏場はたくさん汗をかくから水分を摂ろうと皆さん気を付けているのですが、冬場は油断していませんか?
実は、冬は乾燥でカラダの水分が奪われやすく、夏ほど喉が渇かないので意識的に水分補給しなければ脱水状態になってしまいます。この水分には、単に水だけでなく電解質も含まれているので、そのバランスが崩れてしまうことにより、足がつると言われています。
また、高血圧や腎臓病などの利尿作用の高い薬を服用している人も足がつりやすいと言われています。
まとめ
当たり前のことですが、適度な運動をして、よく眠て、バランスの良い食事を摂りましょう。
それでも足がつってしまったときは、まずは落ち着いて楽な姿勢を探し、優しくストレッチしていきましょう。
当たり前のことを当たり前にするのが大前提ですが、頻繁に足がつるようなら医療機関で相談してみるのがよいと思います。
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