転んだときに衝撃を緩和してくれたり、多少は防音効果があったりと、赤ちゃんがいる家庭では重宝されているであろうクッションマット(ジョイントマットというのかな?パズルみたいなやつ)。
便利グッズと思いきや、それにまつわる相談をされたので紹介します。
うまくハイハイできないよ!
10ヶ月の女の子がいるお母さんからの相談です。
「ずりばいとつかまり立ちをしはじめて、今はハイハイするのか・しないのかという状態です。クッションマット(プレイマット)が滑るのか、うまくハイハイできない様子で、このままだとハイハイをすっ飛ばしてしまうのではと少し心配しているのですが、何か良い対策ありますか?」
これに対する回答は、「クッションマット、辞めてみましょう!」です。
そもそもマットは必要なのか?
- 転んでも痛くないように
- おもちゃで床がキズつかないように
- マットがあった方が温かいから
- ご近所さんにドタバタ音で迷惑にならないように など
様々な理由で良かれと思って買ったクッションマット。
でも、人間は守られすぎると本来持ち合わせている能力がグンと落ちます。
例えば、腰痛がひどい人。歩くのもしんどいからとコルセットをずーっとしていたら、体幹が弱くなり、結果的にあちこち更に弱く・痛くなったとか、車という便利なものができて1日1000歩も歩かなくなったら、たちまち足腰が弱くなり、体力がなくなったとか。
どんなに便利なものでも、良いと評判のものでも、メリットとデメリットがあるのではないでしょうか?クッションマットの場合、衝撃緩和にはなるかもしれませんが、その分痛みを知る経験が減ってしまいます。
- どれくらいの高さから落ちたらどのくらい痛いのか
- 全力で床を叩けば痛いけど、これくらいの力加減なら痛くない
- これは床に叩きつけても壊れないおもちゃだけど、こっちはすぐ壊れる など
床がキズつくとか、騒音問題とか、赤ちゃんからしたら「知らんがな」です。
余談ですが、カラダの状態の良い人は大人でも子どもでも、固い床でハイハイしようが膝立ちで歩き回ろうが、膝をはじめカラダはちっとも痛くありません。
幼稚園や保育園でもクッションマットを使っているところはたくさんあるので、まさかそれが原因かもしれなくてハイハイ期間が短かったとは思わないでしょう。
物は替えがききますが、カラダは何十年と使うパーツ交換のきかない1点もの。あれも良い・これも良い、みんな使っているからと、足し算ばかりでなく、たまには引き算もしてみませんか?
メリット・デメリットを知り、うまく使いこなそう!
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