私は失敗したことがない。
トーマス・エジソン
ただ1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。
電球や蓄音機など数多くのものを発明した『発明王』、トーマス・エジソンの言葉には重みがある。
同じ出来事でも、自分がどう捉えるかによって全く別の方向へと進んでしまう。
先日、子どもの失敗にイライラ・ガミガミするお母さんに出会ったので、失敗についてお話していきます。
私もついイライラしちゃうなと思う方は要チェックです。
「そーじゃないでしょ!」を連発するお母さん
はじめにお伝えしておきます。
ミスや失敗と思い込んでいるのはあなた(私も含め)です。
子どもは失敗したなんて思っていませんし、失敗が悪いとも思っていません。
ここからは、実際にあった話です(シチュエーションは多少変えています)。
◆とあるイベントで
ちびっ子たちと、ラダートレーニングを行っていました。
私がお手本を見せて、子どもたちがどんどんマネしていきます。
パッとマネできる子もいれば、全然理解してないなという子もいるし、話を全く聞いてなかったなという子もいます。
でも、それでいいんです。
と思っていた矢先、、、
「違うでしょ!こーするんでしょ!」と大声で怒鳴る声。
次はこれやってみてね♪という私に続く子どもたち。
またしても、大声が聞こえてきます。
「また失敗した!」
「そーじゃないでしょ!」
「何回言ったらわかるの!」
私の心の声は、「黙っとけ!」です。
プチ休憩を挟み、次はコレやってみよう!と提案すると、先ほどまでお母さんに怒鳴られていた子の様子がガラッと変わり、「よーいドン」の合図を出してもスタート位置で固まったまま動かなくなってしまいました。
その状況に、お母さんの怒りは増すばかり。
「できるでしょ!」「やってごらん!」と怒鳴られた子は、恐る恐るスタートし、これで合ってる?と言わんばかりにお母さんの方をチラチラみながら運動していました。
運動以外のシーンでも何かと注意ばかりするお母さん。
萎縮しきった子がチカラを発揮できるはずがありません。
挑戦しよう、やってみようという気持ちもなくなります。
失敗すら出来なくなります。
失敗=経験
貴重な経験を子どもから奪って良いはずがありません。
*でも、そんなお母さんに限って気づいてないんですよね。おそらく、ちゃんと教育してると思ってる。教育方針に口出しするつもりなんて全くありませんが、一体何のために怒鳴っているのでしょう?
誰のため?
上のお母さん程ではないにしても、KTラボ運動教室の体験会にも同じような方がたまにいます。
手取り足取り子どもを誘導し、「やったね!」「できたね!」と喜ぶ親。
*KTラボ運動教室では、それが「できる」ことにこだわっていません(できるに越したことはないよ)。
一体誰のために手取り足取り教えているのでしょうか?
子どものために良かれと思って、、、と言うかもしれませんが、結局のところ、うちの子だけ出来ないと感じているあなたのためじゃないですか?
環境で変わる
「どうせできないからやらない!」と言う子に育てるのも、「おもしろそう!やってみる!」と言う子に育てるのも環境次第。
発明王エジソンのお母さんは、きっとエジソンにポジティブな言葉ばかり投げかけていたんだろうな。
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