ちょっと雑な質問ですが、「あなたはフィードバックされたい派ですか?」
フィードバックは、親切と捉えられることもあれば余計なお世話と感じる方もいるでしょう。
適切なフィードバックとそうでないフィードバックがあるかもしれません。
今回は、KTラボ運動教室の体験に来られた親御さんから「フィードバック」について聞かれたので、シェアしていきます。
教えるより「導く」スタイル
KTラボ運動教室には、先生がいません。
「コーチ」と呼んでもらっているのは、学校のように何かを教えるスタイルの教室ではないからです。
教えることもなければ、運動に対してフィードバックすることもほぼほぼありません。
それよりも、より多くの経験を積むことに時間を使います。
なぜか?
幼児期や小学生年代では、1つの運動や技術の習得を目的としていないからです。
まだまだ運動の幅を広げていきたい年代に、親切丁寧な教えやフィードバックは不要と考えます。
がんばって練習して「できた!」という喜びを感じるよりも、小さい成功体験をどんどん積ませ自信をつけたり、自主性やチャレンジ精神を磨く方が大事だと考えるからです。
保護者からの質問
クラス体験後、「うちの子は、たくさんフィードバックがあった方が伸びるタイプだと思うのですが、普段フィードバックはどれくらいしてもらえるのでしょうか?」というご質問をいただきました。
回答は、表現の違いこそありますが、前述の通りです。
実は、この質問を受けて瞬時にいろいろなことを頭の中で考えました。
1番に思ったのは、「うちの子は、、、」って、思い込みじゃないの?先入観は良くないよ!ということです。
もちろん、そういう気質の子もいるかもしれませんが、言われたことしかできない、自分で考えられない、親が思い描く「良い子」なんじゃないの?
どうやって導くか?
教えない、フィードバックしないなら、どうやって導くかというと、、、
できないなら、簡単な課題(運動)に戻して、こうしたら出来るという要素をプラスして、再度さっきできなかった運動をやってみます。
すると、できるようになっていることもあるし、できないにしても、先ほどより良くなっている場合がほとんどです。
要は、指導者の引き出し次第です。
まずは指導する側がとことん考える。
教えるのは簡単です!
でも、教えてできるとは限りません。
よくわからないと思う方は、子どもに、「どうしたらできるようになるかな?」と聞いてみてください。
子どもの考える力を伸ばすのも、つぶすのも、関わる大人次第だと思います。
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