「カリキュラムについて教えてください」
体験会などなどで、たまーに聞かれるカリキュラムのこと。
皆さんがどんな回答を期待して聞くのかは知りませんが、その答えは、、、
KTラボ運動教室にカリキュラムはありません
「カリキュラムはありません」と答えると、99%の人は「えっ!!!」という表情になります。
きっと、カリキュラムがあるのが当然で、「カリキュラムが無いなんて信じられない」「本当に大丈夫?」と思っているからでしょう。
つまりは、カリキュラムが無いと不安に感じる大人が大勢いるということです。
その一方で、子どもの笑顔を見て、何かしらの効果を期待または実感して、信頼して子供を通わせてくれている親御さんもたくさんいます。
カリキュラムのメリット・デメリット
東京に住んでいるからなのか、最近の傾向として周辺では早期教育が盛んに行われ、3歳・4歳からが習い事の掛け持ちが当たり前。小学生にもなれば塾に宿題にテストに大忙しの日々という子は少なくありません。
スポーツ系の習い事にしても勉強系の習い事にしても、教わるのが当たり前で与えられることが当たり前になっている気がします。
与えられるのに慣れすぎた結果として、何もない公園で「遊び方がわからない」という声はよく耳にします。
結果、何も考えずとも楽しめるYouTubeやSNSに流されがちに。
ところで、マニュアル人間という言葉を聞いたことがありますか?
一般的には、「マニュアル通りにしか動けない」「融通が利かない」「応用力が無い」など、ネガティブな意味で使われるこの言葉。
決められたカリキュラムに沿って、先生の言う通り与えられるがまま頑張ってきた結果の象徴ともいえるかもしれません。
無駄がなく、最短で確実に成長できるけれど、それ以上の成長は難しい。
人より早く成長したり、人より早く何かができるようになることに喜びを感じる人は、望み通りのカリキュラムを見つけ、その中でどんどん吸収していくのが良いのかもしれません。
ルールやマニュアルに縛られるのが嫌な人
個人的には、カリキュラムやマニュアルの類には、窮屈さを感じます。
これは、良し悪しの問題ではなく、向き不向きの問題なのかなと。
でもそれは、カリキュラムがあるパターンとないパターンの両方を経験したから言えることだと思うんですよね。
地域の中では割と自由奔放な保育園で育ち、小・中・高ではガチガチに決められたルールの中での生活。義務教育だから仕方ない。その反動からか、高校の授業をサボったことは1度や2度ではありません。大学生になると、自分の好きを自分で選べる。自分で選んだはずなのに、、、ということもありますが、自由と責任がワンセットであることを実感する。そして、社会へと放り出される。
わがままな私は、責任の重さも知らずに自由を選びました。
良いことも悪いこともあるけれど、現時点で自分の判断は良かったと思っているし、別の人から見れば「何やってるの」「大変そう」と思う人もいるでしょう。
嫌なことはしない、好きなことを選べるって最高です!
どちらが良い/悪いと言うつもりはありませんが、どちらかしか知らない、主にカリキュラムありVer.しか知らないというのはかわいそうだなと思ってしまいます。
*それが合ってるならいいんですけどね
自主性と主体性
似ているようで全く違う、自主性と主体性。
どちらも「積極的に」というような意味合いを持っていますが、自主性は決められたルールや目標の枠の中でのこと。主体性は枠自体を自分で決めて取り組むということ。
考える力や発想力、工夫する力、行動力などは、後者でより必要とされます。
「カリキュラム、必要ですか?」
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