いつも元気に登場する男の子(年中さん)。
珍しくグズっていたので聞いてみると、、、
お金で遊んで、お母さんに怒られたんだって(お母さん談)。
お金の教育も難しいテーマの1つですよね。
世界的に有名なあの投資家、ウォーレン・バフェットはこう言っています。
「小さい頃に養ったお金の習慣は大人になっても続く」と。
そして、「金融の素地がなければ成功する起業家にはなれない」とも述べています。
お金と言えば、老後2000万円問題が話題になったのは最近の話。幼いころから金銭感覚を身につけておくことは、健康と並んで大切なチカラと言えるでしょう。
というわけで、今回はお金の話です!
とはなりません。
でも、せっかくなので「お金と健康」がらみでお話してみたいと思います。
かつて贅沢病と呼ばれていた「糖尿病」
なぜか?
それは、所得の低さと関係しているのです。
低所得者層ほど、安価で量が多く、空腹を満たしてくれる食品を多く摂りがちです。
それが、米やパンや麺類などの炭水化物を主体とした食事。
つまり、
- ○○丼
- カレーライス
- 総菜パン
- うどん
- そば
- ラーメン
などです。
そして、低所得者層ほど野菜や肉・魚類はあまり摂りません。
*ポテトチップスで野菜(じゃがいも)が摂れるって笑いごとでは済まされないよ
また、週60時間以上の労働で、朝食抜きで午後10時以降に夕食を摂る場合、糖尿病の発症リスクが高まるという報告もされています。
「お金と健康」だけでなく、「食事と健康」についても、子どもたちに伝えていきたいテーマの1つです!
*「筋肉と健康」についてもね。
貧乏病は世界共通で、アメリカも例外ではありません。
米ボストンで開催された米国糖尿病協会(ADA)会議では、十分な食費を確保できていない2型糖尿病患者は、食事の心配のない患者に比べ、良好な血糖コントロールができていないという研究結果が発表されています。
研究では、血糖管理をサポートするプログラムに参加した2型糖尿病患者を対象とし、被験者の3分の2は健康保険未加入で、76%は世帯年収が1万5,000ドル未満だったとのこと。
食糧不安(直近30日以内に十分な食料確保に不安を感じた)のある人は137人、ない人は167人で、食糧不安のない群は血糖値良好でHbA1C値は平均7.6%であったのに対し、食糧不安のある群ではHbA1C値が約10%だったそうです。
*日本糖尿病学会のHbA1C基準値は、6.2%未満
*BMI(肥満度の指標で30以上は肥満とみなされる)は両群とも31
「主な食事において、1皿の3分の1以上、でんぷん質を含まない野菜を食べている」との質問に回答した人の割合は、食糧不安のない群では62%、食糧不安のある群では38%でした。
アメリカ心臓学会(AHA)では、野菜や果物、精製されていない穀類や全粒粉、低脂肪の牛乳や乳製品、皮を取り除いた鶏肉、魚、ナッツ類や大豆などの食品を多く摂り、食生活を改善してくことを推奨しています。
日本人は欧米人に比べて糖に弱い(糖尿病になりやすい)ことがわかっているよ。
*パンやパスタの食べ過ぎに注意しよう!
もうお金で遊ばない
冒頭の男の子が、どんな風にお金で遊んで、どれくらい怒られたかは知りません。
半泣きの○○くんは、レッスン前、「もうお金で遊ばない」と約束しました(私と)。
そして、しっかり気持ちを切り替え、楽しく運動していきました。
以前、「教えること」と「教えないこと」を決めるというようなブログを書いた気がしますが、今回思ったのは、「怒ること」と「怒らない・叱らない」ことの区別は大事だなということです。
血糖値の基準のように、教える、怒る、褒めるなど、自分の中で明確な基準を設けておくと良さそうですね♪
おしまい。
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