週1回、仕事の関係で通る某商店街。
魚屋さん、果物屋さん、パン屋さん、いろいろありますが、いつも行列ができているのは「整骨院」。
儲かってるな~。
と思うのと同時に、みんな楽して良くなりたいんだな~。とも思います。
*整骨院を否定するつもりもないし、そこに通う人を否定するつもりもありません。
今回は肩こりの話でも、筋肉の話でもなく、スポーツスキル上達のお話です。
その練習、大事なの?
人が運動を学習する場合の方法は2パターンあります。
「全習法」と「分習法」。
あまり聞かない言葉ですね。
全習法とは、習得したい動作を一連の流れを崩さずに練習する方法を指します。
一方、分習法とはある一部の動きにフォーカスして精度を高める方法を指します。
例えば、メッシ(サッカー選手)の華麗なプレーを見て、メッシのような選手になりたい!と思って、練習するぞ!と意気込みます。
全習法
メッシをイメージして、1対1の練習を行う。
メッシをイメージして、1対1の練習を行う。
分習法
・ドリブルの「あの技」凄い!→できるようになりたい→その技だけひたすら練習
・ごぼう抜きからのシュートがカッコイイ→「あのシュート」凄い!→そのシュートを練習
・ドリブルの「あの技」凄い!→できるようになりたい→その技だけひたすら練習
・ごぼう抜きからのシュートがカッコイイ→「あのシュート」凄い!→そのシュートを練習
といった感じです。
「技」を極める!ことに夢中になる人がほとんどでしょう。
でも、初心者が技の練習を繰り返せばできるようになるかというと、そうではありません。
上級者が技を習得できたからといって、試合で生かせるとは限りません。
全習法と分習法はどちらも大切です。
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あなたの目標は何ですか?
技を磨く必要はないと言いたいわけではありません。
仮に、あなたの目標が「メッシと同じ技ができる!」だったら、ひらすら練習すればいいと思います。
でも、「メッシのようなサッカー選手になりたい!」がゴールだったらどうでしょう?
今、その技の練習をすることがベストだとは思えません。
目標によっては、それを頑張ることで近道になる場合もあれば、遠回りになる場合もあったり、全く逆方向に進んでいる場合もあったりするよというお話です。
スポーツだけでなく、仕事も勉強も全て同じかもしれませんね。
旅行に行こう!となったとき、どこに行くかを先に決めるように、目的地と現在地がハッキリしている人は強いと思います。
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