日本人の8割以上が一生涯のうちに一度は悩まされるという腰痛。
腰痛で社会活動を休んだことがある人は、何と25%もいるそうです。
東京大学と日本臓器製薬の試算(2019)によると、腰痛による経済損失は年間約3兆円に上るというからビックリです!!!
ちなみに、肩こりによる損失も同様に約3兆円に上るんだって。
肩こり・腰痛による経済損失6兆円!!!!!!
そして、職業性腰痛の総医療費は年間約830億円以上!!!
*国民生活基礎調査(厚生労働省)より
社会福祉施設や小売業、道路貨物運送業、医療保健業(看護師など)従事者に多いんだって。
ということで、パーソナルトレーナー歴15年以上、高齢者の肩こり・腰痛・膝痛を多数改善してきた腰痛知らずの某トレーナーが、腰痛にまつわるアレコレをお話していきます。
腰痛の85%は原因不明
「腰痛とひと言で言っても、ちょっとした痛みから歩けないレベルまで症状は人それぞれで、痛みの原因を特定するのは難しい」と話すのは、知り合いの整形外科医。
*お医者さん自身も腰痛持ちだったりします
腰痛の原因が特定できるのは、わずか15%なんだって。
その他の特定できない非特異性腰痛というものを、私たちは一般的に腰痛と呼んでいます。
特定には、レントゲンやMRIなどの画像を用います。
画像で明らかとなったものが、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症として診断されるんです。
私がパーソナルトレーナーとして言えることは、
「診断名が付いていようがいまいが、快適な日常生活が送れるように、より充実した人生となるように、自分のカラダは自分自身でメンテナンスしていこう!」
です。
腰痛で心も体もお金もDOWNなんて悲しすぎる😢
腰痛には腹筋!は間違い!?
「腰痛には腹筋」こんな言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、一概に腰痛に腹筋が良いとは言えません。場合によっては腰痛を悪化させるため、注意が必要です。
腰を丸めると痛い人が左の腹筋をやったら、痛みはもっと増すでしょう。
反ると痛い人が右の腹筋をやったら、悲鳴が聞こえるかもしれません。
腹筋の前に、やるべきことはたくさんあります。
腰痛改善トレーニングに限ったことではありません。
スポーツパフォーマンス向上のためのトレーニングにしても同様です。
これをすれば良くなるだろう。。。
という望み(この場合は腹筋)を手にしたら、ついつい「それ」ばかりに目がいってしまうしまう気持ちはわかります。
腰痛になる人とならない人の違いはなに?
くしゃみをしただけなのに、ギックリ腰になった。。。
これは、意外とよく聞く話です。
・運動不足
・姿勢や歩き方が悪い(腰に負担がかかりやすい姿勢)
・悪い姿勢のまま、ずっと同じ体勢でいる(デスクワークに多い)
・重いものを持ったり、くしゃみなど急激な負担がかかる際、力を分散できていない
・ストレスを抱えている
具体例を挙げると、
・立っているとき、片側重心になっている(休めの姿勢)
・足を組んでイスに座る
・股関節周りの筋肉が硬く、ひざ下で歩くor歩幅が狭い
・猫背でデスクワーク
・テレビを寝ながら見る
・バックを片側にかける、同じ側でいつも持つ
・ボールを投げる/蹴るとき、利き側ばかり
・コミュニケーションがうまくいかない
などです。
腰痛になる人は腰痛になりやすい行動をしています。腰痛にならないためには、これらを改善すれば良いわけですが、口で言うほど簡単ではありません。
なぜなら、行動を変える必要があるからです。
腰痛にならないために
ひと言でいえば、「全身運動をしよう!」です。
*ストレッチも忘れずに
ストレッチで普段使えていない筋肉が使えるようになれば、一部の筋肉へかかる負担は分散されます。使えていない筋肉が使えるようになれば、良い姿勢へと近づきます。
適度な運動は、ストレス発散にもなります。
①使えていない筋肉を使えるようにし
②使いすぎている筋肉の負担を減らし
③姿勢や骨格の歪みを改善し
④ストレスも発散しよう
そうは言っても、なかなか出来ないから腰痛で悩む人が減らないんですよね~。
それなら、次のストレッチだけでも徹底的にやってください。
多くの人がラクになるんじゃないかな!?
それでもダメなら、お近くのパーソナルトレーナーのところへGOOOOOOOOOOOOO!!
良い姿勢を身につけ、全身の筋肉を満遍なく使い、ストレスフリーな生活を送ろう!
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