家でも公園でも外食先でも電車内でもゲームに夢中な子供たち。
ゲームから得られるものも多いと思うので否定はしません。
でも、どこに行ってもゲームばかりという状況には疑問を感じます。
ゲーム以外の遊びはそんなにつまらないのか?
むかし公園にあったジャングルジムなどの危険遊具が姿を消してから早5年?早10年?
遊ぶ道具が撤去されるだけではなく、場所によっては「大声禁止!」「ボール禁止!」などと書かれた公園もよく目にします。
ゲームが圧勝なのも納得です。
それに加え、核家族化の影響でおじいちゃんとお散歩やお留守番ということもなくなりました。
昔ながらの遊びも知らない・やったことない子がほとんどでしょう。
・コマ回しをしたことがないから緩急のつけ方がわからなかったり
・凧揚げをしないから風向きと凧と自分の位置関係がわからなかったり
・めんこ対決をしたことがないからボール投げができなかったり
活動的じゃない子供たち
子供ってみんな走り回って遊ぶの好きなんじゃないの?と思うのは、私の偏見かもしれません。
でも、そうでもないかもしれません。
先日、現役の保育士さんと話したときのこと。
「ピアノや歌は何度もみんなの前で発表するから練習するけど、運動は先生の話を聞きながら授業を受けるだけで、正直現場に立つ頃には忘れてる」と保育士さん。
子供の運動や遊びの実技って、保育士免許取得のカリキュラムに含まれてないんですか???
また、短大で幼児教育を教える先生は、こんなこと言ってました。
「幼児教育学部に来る学生は、ピアノや歌やダンスや絵はそもそも得意な人が多いけれど、運動が得意な生徒はほとんどいない」って。
そして、こどもの遊び・運動については「授業で1回やったくらいじゃ現場でできるわけないよね」と。
個人的には、スポーツ(オリンピック含め)は運動・遊びの延長線上にあるものだと思っています。
大きくなってからスポーツをはじめたって、カラダの使い方がわかってなかったらスポーツが上手くなるはずがありません。
事前準備もしないでスポーツをはじめて、ケガをしてから後悔しても取り戻しができません。
遊びも学んだ方がよくないですか?
肉体面でプラスになるだけではなく、考える力も身につくよ!
体力・運動能力の低下は日本だけじゃない
運動能力の低下は、運動能力向上のコオーディネーショントレーニング発祥の地、ライプチヒ(ドイツ)でも問題視されています。
ゲームにしても、保育園・幼稚園で力を入れている「目と手の協応」にしても、カラダ全身を動かすということがゴッソリ抜け落ちてしまっています。
Hand-eye coordinationは向上するけど、全身のコオーディネーション能力(運動能力)は低下するばかり。
ドイツでは、医師の判断で運動療法としてコオーディネーショントレーニングが保険適応になっているほどです。日本で同様のことは期待できないので、自分のカラダは自分で何とかしていきましょう♪
*カラダに投資
そんなこと言っても遊び方がわからないよ!という方は、下の動画を参考にしてみてください♪
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