「うちの子がどんくさいのは私が運動音痴だから?」
「誰に似たのか?この子は運動神経が悪い…」
そう思ったことはありませんか?
そして、
- 運動好きになってほしい!
- スポーツで活躍してほしい!
- 明るく自主性・社会性のある子に育ってほしい!
でも、「子どもと何をして遊べばいいかわからない」
「何のスポーツをさせればいいかわからない」と思っているのではないでしょうか?
運動神経が良い子と言えば、パッと思いつくだけでも
- 足が速い
- ボールさばきがうまい
- バランス能力が優れている
- すばしっこい
などがあげられると思います。
これらの秘密は、コオーディネーション能力と呼ばれるものにあります!!
コオーディネーション能力とは一体何なのか?
人は、信号の色に反応して行動したり、よーいドンのピストルの音を聞いてスタートしたり、音楽に合わせて踊ったりします。
カラダの中ではどうなっているのかというと、
- 視覚や聴覚、触覚などの感覚器で情報を受け取り
- 受け取った情報を脳で処理します
- 動作実施に向けてイメージ、プログラミングし
- 筋肉や腱、関節など身体各部位で操作・調節して
- 実際の動作が行われます
この、神経系を介した一連の流れをより速くスムーズに行う能力をコオーディネーション能力といい、その能力を向上させるトレーニングをコオーディネーショントレーニングといいます。
コオーディネーション能力には、定位・反応・バランス・リズム化・分化・連結・変換・スピードの8つの能力がありますが、これらを満遍なく鍛えることでいわゆる運動神経が良くなります(詳細は次回以降の記事で説明していきます)。
というわけで、運動神経が良いの正体は、インプットしたものを操作・調節してアウトプットする能力だったのです。
そして、この運動神経の良さは遺伝ではなく、育むことができるんです!
コオーディネーショントレーニングを子どもがやるとどうなるの?
筋トレは成長期が過ぎてから!というように、何事にも発育・発達に適した時期というものがあります。
生後すぐに急激に発達するのは神経系といわれています。神経系はコオーディネーション能力と密接に関係し、4~5歳で80%が完成し、6歳で約90%が完成します。その後20歳くらいでピークを迎え、年齢を重ねるにつれて緩やかに低下していきます。というわけで、コオーディネーショントレーニングに最適な時期は0歳~12歳(特に6歳)となります。
コオーディネーション能力はスポーツの土台ともいえるもので、土台が大きければ大きいほどピラミッドも大きくなります。
つまり、学校年代以上でスポーツを行う際の伸びしろが増えたり、 選択肢の幅が広がったりするのです。また、より高い所(世界)を目指すことも可能になるし、何をやってもうまくできるというのはここからきています。
結論:スポーツをはじめる前にコオーディネーショントレーニングで土台作りをしよう!
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