コオーディネーション

【必見】運動能力はこうして育まれる!

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出来れば子どもには運動神経が良くなってほしいと思いながらも、

「運動神経が良いのは生まれつき!」と思っていませんか?

運動神経が良い/悪いは生まれつきでも遺伝でもなく、6歳までの「ゴールデンタイム」にどんな風に遊んだかによって、その後の成長に大きな違い出てくるとされます。

では、親はどんなことに気を付けたらいいのか、何をすればいいのか、解説していきます!

そもそも運動神経って何?

実は、運動神経というものは存在しません。

だからふわっとしているのか、怪しいのか?
それとも学校で教わらなかったから知らないだけなのか?

よく分からないけれど、私たちは運動神経という言葉を使っています。

私も、ドイツに学びに行くまではそうでした。

私たちが一般的に使ている「運動神経」は、「運動能力」のことを指します。

では、運動神経が良い子の特徴と言えば、

  • 足が速い
  • バランス感覚が良い
  • すばしっこい
  • 何でもすぐできる
  • ボールさばきが上手

などが挙げられます。

これらは、運動能力(コオーディネーション能力)と関係があります。

コオーディネーション能力とは

運動神経が良いとか、スポーツ万能の条件は、ザックリ2つの要素を持ち合わせていること。

その2つとは、パワーや持久力、筋力、体力などのチカラ全般に関するものとコオーディネーション能力です。

そのうちの、コオーディネーション能力についてお話していきます。

例えば、足が速い子。

運動会のかけっこを思い浮かべてみましょう。

よーいドンのピストルの音とともにスタートしますが、
やっていることを細かくみると、

・「よーい」の段階では、すぐにダッシュできるようバランスをとる
・スタートの合図にすばやく反応する
・走りながら左右にぶれないようバランスを保つ
リズムよく腕をふり、手足を連動させる

ということを行っています。

この、バランスやリズム、反応こそがコオーディネーション能力なのです。

コオーディネーション能力には、定位・反応・バランス・リズム化・分化・連結・変換・スピードの8つの能力があります。

コオーディネーション能力を満遍なく鍛えること × チカラ(柔軟性含め)
で、いわゆる運動神経が良くなります。

ということは、足が速くなりたかったら身長が伸びるのを待つだけではダメで、良いフォームを身につけるだけでもダメで、たくさん走ったり筋トレしたりしても報われるとは限らないというのも納得がいくのではないでしょうか。

練習してもなかなかスポーツが上達しない原因は、ここにあります!

ゴールデンタイムを見逃すな!

ハードな筋トレは成長期を過ぎてから。前十字靭帯の再建手術は成長期を過ぎてから。
というように、何事にも適したタイミングというものがあります。

運動会のかけっこで、カラダの外で行われていることは先ほど述べた通りですが、人が動くとき、カラダの中では何が行われているかも見ていきましょう。

<人が動くときにカラダの中で行われていること>

・視覚や聴覚などの感覚器で情報を受け取り
・受け取った情報を脳で処理
・脳内で動作のイメージやプログラミングを行い
・筋肉や腱、関節などに指令を送り
・身体の各部位で調節して実際の動作を行う

情報のインプットと動作としてのアウトプットを神経系を介して行っています。

この、神経系を介した一連の流れをより速くスムーズに行う能力をコオーディネーション能力といい、その能力を向上させるトレーニングをコオーディネーショントレーニングといいます。

下の図は、発達・発育度合いを年齢別に見たものです。

コオーディネーション能力に関係する神経型の線は、6~7歳で90%に達しています。

つまり、6歳までの運動経験が、その後の日常生活やスポーツスキルの習得に大きな影響を与えるのです。

高校生でも高齢者でも、コオーディネーショントレーニングを行えば能力は高まるというドイツのデータもありますが、伸び率は幼児期ほどではありません。

コオーディネーショントレーニングを行う時期は、早ければ早いほど良いのです。

そして、このコオーディネーション能力は人間の動きの土台となる部分なので、その土台が大きければ大きいほど高い山の頂上に登れる(プロスポーツ選手になって世界で活躍するなど)可能性も高まりますし、低い山ならより簡単に登ることができるのです。

遊びを工夫する

ホントかウソか!?人生100年時代。

医療がどれだけ進化しても、自分のカラダが思うように動かなかったら楽しくありません。

仮に100歳まで生きるとして、命の重みは同じでも、1年毎の重みが同じとは言えません。

今後の人生に影響を及ぼす度合で言えば、

0歳の過ごし方が100%
1歳の過ごし方が99%
2歳の過ごし方が98%

と言っても過言ではないでしょう。

では、具体的にどんなことをしたらいいのか?

<遊びの提案>

・赤ちゃん
丸いもの、尖ったもの、柔らかいもの、硬いもの、大きいもの、小さいものなど、なんでも触れさせる・投げさせる

・よちよち歩き
高い所、低い所、アスファルト、石や砂、水たまり、雪の上など、様々なところを歩く(裸足でも)

・幼児
狭い場所で鬼ごっこ、手を繋いでダッシュ、ケンケンからのボールキック、頭の上にタオルを乗せて落ちないようにだるまさんがころんだ

工夫の仕方は人それぞれだし、無限にあると思います。
ポイントは、ちょっと難しいと思うことをどんどんやる!
そんなこと言われても分からないという方は、KTラボ運動教室YouTubeを参考にしてみてください。

KTラボ運動教室で使用しているアイテム

クラスで使っていた〇〇が欲しい、どこで買ったか教えてほしいという声をチラホラ聞くので、載せておきます。

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