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子どもの「ごめんなさい」って必要?

口だけの「ごめんなさい」。心からの「ごめんなさい」。

幼児の言う「ごめんね」は、どっち?

女心より難解な子ども心

いつだったか、寝っ転がっている子の上に1人乗り2人乗り、「イヤイヤ」と言っても下りずに身動きが取れなくて、泣いてしまった子がいました。
*3歳年少クラス
*見守るスタイル

上に乗っていた子に、「お友達が嫌だ!痛い!と言ってるのに、そーゆーことしていいの」と聞いてみると、2人とも「ううん」と首を横に振ります。

「ごめんなさいしてくる?」と聞くと、1人は「ごめんね」と言いに行き、もう1人は何事もなかったかのように遊びはじめます。

結局「ごめんね」は言いませんでした。
*強制強要はしてないよ
*催促もしてないよ

お友達が嫌がることはしちゃダメだけど、自分は悪くないとのことでした。
*理解が追い付きません

「ごめんなさい」を言わせますか?

でも、だけど、だって、、、

という子に、「ごめんなさい」を言わせますか?

その前に、「言い訳するんじゃないの!」なんて聞こえてきそうですが(笑)

実は、子どもには「ごめんなさい」が言える時期・言えない時期というものがあります。
*成長は人それぞれ

ここで、発達段階で有名な心理学者エリクソンの心理社会的発達理論についてサクッと勉強してみましょう!

心理社会的発達理論

エリクソンの発達段階(心理社会的発達理論)とは
人間には8つの発達段階があって、簡単に言うと、各ステージの課題をクリアすることで成長していくよ!というものです。

①乳児期(生後):0〜17ヶ月/課題:基本的信頼感 vs 不信感
たっぷりと愛情を注がれてお世話されるこの時期は、基本的信頼が構築されます。
十分に愛情を注がれなかっ場合、人に対する不信感で将来的に大きな影響が出るでしょう。

②幼児前期:18ヶ月〜3歳/課題:自立性 vs 恥・疑惑
自分以外の人や物、動物、自然と触れることで成長する時期です。
自分でできることが増える一方、不安も大きくなってきます。
安心してチャレンジできる環境が自立性を育みます。

③幼児後期:3〜5歳/課題:自発性・積極性 vs 罪悪感
お友達との関りが増え、外の世界に興味を持つ時期です。
なぜなぜ期のこの時期は、興味・関心を持ったものに対しての目的をとことん知りたくなります。
子どもの自発的・積極的な行動や発言に対して、大人から注意や危険喚起されすぎると、自発性・積極性が損なわれるばかりか罪悪感ばかりが強くなってしまいます。

④児童期:5〜13歳/課題:勤勉性 vs 劣等感
集団生活の中で他者と自分を比べるようになる時期です。
学びを探求する中で勤勉性が磨かれ、自信や自己肯定感が育まれます。
反対に、苦手なことに直面し、劣等感を抱くこともあるでしょう。

⑤青年期:13〜20歳/課題:アイデンティティー vs アイデンティティーの混乱
思春期であるこの時期に出てくるのが、「自分は一体何者なのか?」という問いです。
様々な物事に悩み、自分自身の存在意義や価値を確立できると次のステップへ進めますが、確立できなければ引きこもりや鬱になる傾向にあるようです。

⑥成人期:20〜40歳/課題:親密性 vs 孤立
他者と仕事や恋愛、趣味などを通じて信頼関係を深めていく時期です。
自分自身を相手に受け入れられたり受け入れられなかったりすることもありますが、アイデンティティーが確立していれば自分で自分を受け入れ、本当に信頼できる人と関わりによって「愛や幸福」を得ることができます。

⑦壮年期:40〜65歳/課題:次世代育成能力 vs 停滞
子どもや新技術など、次世代に貢献できるものに積極的に関心を持つことを「世代性」といいます。
日常生活や仕事の中で、上の世代から伝えられたことを下の世代に引き継いでいく、世話する年代です。
後世のことを考えられずにいると、自分が存在する意味が分からなくなってしまい、停滞してしまいます。

⑧老年期:65歳〜/課題:自己統合 vs 絶望
子育てを終え、退職し、老後がはじまる時期です。
これまでの課題をクリアしていれば、ここからの人生も意味のある充実した時を過ごせるでしょう。
後世に残せるものが何もなかったり、不安を感じたりしている場合は、精神疾患を患ったり死と向き合うことができないこともあるようです。

「ごめんなさい」はいつ頃から?

エリクソンの発達段階を踏まえて簡単に要約すると、

①3歳までは自分に夢中な時期です。
「ごめんなさい」はまだ早いと言えるでしょう。
でも、相手が嫌がることや傷つけてはいけないことは伝えていきましょう♪

②外とのやり取りが増える4歳頃から社会性が身についてくると言われています。
「ごめんなさい」を言えるようになる時期です。

③小学生になり、集団生活で協調性が養われると、心から謝ることができるようになります。
*幼児期のほとんどは空気を読んでとりあえず謝る

まとめ

子どものケンカに口出しするな!と言うように、

  • ケンカを引き離したり
  • 仲裁したり
  • 謝りなさいと言ったり など

大怪我しない程度なら見守りましょう♪

クラスでは、ちょっとしたケンカや物の取り合いはよくあります。

自分が不利だと目で訴えたり助けを求めてくる子もいたりしますが、そんな時は「コーチは知らないよ~」と言うようにしています。

おしまい。

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